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高橋禎彦 Yoshihiko Takahashi(1958 - )
ガラス Glass
高橋禎彦は、多摩美術大学でガラス制作を学び、在学中に京都で開催された世界クラフト会議に参加したことをきっかけに、ガラス作家となる。会議のなかで、ガラスで自由な表現を切り拓く海外作家たちに触発された高橋は、その後様々な方法を作品に取り入れながら制作。特に溶けたガラスを扱うホットワークによる作品は、制作のなかで感じるガラスの粘性や動きを生かして作られる。柔らかなフォルムや滑らかな表面は、溶けたガラスの重みや遠心力といった、素材に加わる原理的な力をコントロールしながら、無駄のない動作によって形作られる。ガラスの反応と対話するなかで、遊ぶように素材に働きかける高橋の作品はどこか謎めいた姿をもち、その感触について見るものの想像を膨らませる。
1958 東京都生まれ
1980 多摩美術大学美術学部デザイン学科立体デザイン専攻プロダクトデザイン専修クラフトデザインコース卒業
1982-84 グラスハウスアムヴァサートゥルム工房アシスタント(ラインバッハ、ドイツ)
1984 ミュンヘンで初個展
1985 神奈川県相模原市に工房を開設
2011 「高橋禎彦☆ガラス」東京国立近代美術館工芸館にて大規模な展覧会を行う。
2012 ~ 多摩美術大学教授
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