vol.132 

PAPER DRUG 

ハシグチリンタロウ

Lintalow Hashiguchi

2021. 4.10(土) - 4.25(日)

open : 13:00 - 19:00 close : 火曜・水曜

作家在廊日 4/10(土),11(日)

「紙の上で言葉するという行為」

 

溢れ出る言葉、圧倒されるほどの存在、ハシグチリンタロウの書き殴るような筆致はいつも紙の上をスイスイと行くのではなくドタバタとのた打ち回っているように見える。ハシグチの思考の断片から生まれる言葉という文字たちは日々動き回り変わり続ける。一瞬に生まれるものには違いないが、日々日々ノートに書きつけられたその思考性の積み重なりの上にある。そもそも思考とは一体全体なんなのか。今回も言葉という思考を軸に、何千年も前、あるいは千年も未来と自由に行き来する。その過程はなにか壮大なフィクションを辿るようでもあり、馬鹿げた妄想のようでもある。しかしそもそも人という生き物が思考の果に新しい文明というテクノロジーを手に入れ続けているとすれば、この文字という言葉の痕跡なくして今日至らないわけで、ハシグチリンタロウは等身大の身体をもってイマに対峙するのである。今回は、コロナ禍のため直前でメディア向けの以外開催が中止となった「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」での作品、1000年後の世界で過去の遺産的言葉を錬金術的に扱う存在「MINOR MAKER」や「AMAZONから来た男」と称する最新のシリーズなど登場する。大きな紙にタオルで書きなぐる姿と画用紙に鉛筆で書き綴るライトさ。アナログでありながら感性を持った最新の記号、一番身近なものを媒体、処方として彼は今日も進化しようと「言葉」しているように思う。

 

Gallery  NAO MASAKI   正木なお

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ハシグチリンタロウ_Lintalow HASHIGUCHI 書/WLIGHTE

1985年 長崎県生まれ。

2004年 福岡教育大学書道課程に入学。10代の頃PUNKに出会い、創作活動の原点となる。伝統的な書を学ぶも、60年代の前衛芸術、特に井上有一の「書は万人の芸術」という考えに触発され「日常を生きる為のエネルギー」として書を展開。日々生活の中で閃くインスピレーションを断片的な言葉によってノートに書き付けている。それらが反応を起こす中で造語や造字の塊のような形を成し、融合・分離・変化する様子は「もじだま」とでも言うべき生態を持っている。それらは「WORD MUTANT」と呼ばれ、毛筆代わりのタオルによって大判の紙の上で縦横無尽に遊んでいる。

2006年 グループ「mono=strike=coup de tat」を結成し、中核的メンバーとして生身と文字を直結させるパフォーマンスを繰り返す。

2008年 初個展『情熱ハ死ナズ』@IAF shop*, 福岡

2009年 福岡教育大学 教育学部中等教育教員養成課程 書道専攻コース卒業

2010年 生島国宜との2人展『それまでだ。』@天神パークサイドギャラリー, 福岡(ナンガーランド名義)

2015年 『第7回 天作会展(井上有一に捧ぐ「書の解放」展)』に選出 @三鷹市芸術文化センター, 東京

2017年 『書の未来展』@伊藤忠青山アートスクエア, 東京 

2018年  個展『GOGGLES GAZE GARBAGE GARBAGE!!』@IAF shop*、『ART SHODO TOKYO SPRING 2018』『同 AUTUMN 2018』に選出 @三鷹市芸術文化センター、個展『POORMEN SWIMMIN ANYWHERE,MEI SOUND SYSTEM PLAY ROARING』@IAF shop*

2019年 『現代の書 ARTSHODO 3人軌跡』 @Gallery NAO MASAKI, 名古屋、『Art Fair Tokyo 2019』出展、『LUMINE meets ART AWARD 2018-2019』グランプリ受賞 、『ART SHODO AWARD2019』受賞、『ALIVE 生き続ける芸術』(堀尾貞治との二人展)@Gallery NAO MASAKI 、『シェル美術賞2019』入選

2020年  個展『WLIGHTERS DESCENDENTS/COSMYTH』@アトリエ2001,神戸、『ARTISTS' FAIR KYOTO 2020』選出、『現代書の新しき展望』@福屋八丁堀本店,広島、『WHAT'S SHODO?』@MARUEIDO JAPAN,東京、『Kyusyu New Art』@阪急博多,福岡、個展 『たまSEEネイション』@旧パチンコ店, 長崎