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vol.102
木工 woodwork/中西洋人 Hiroto Nakanishi (1984〜)
現す arawasu
2017.5.27-6.11
静寂の中にある生命のかたち
はじめて中西洋人氏の作品を見た時からその抜群のセンスと技量に驚かされた。
若干二十代だった。李朝や小壺の美しいカタチを借りたとしても、そこらに居る木々を選び、見極める力は本人の力量によるものだ。
今展で、中西のカタチを現すまでの過程がみえるような作品群[木塊]が登場したのは、大きな進化だと思う。
_そこには 木工作家、中西洋人の感性が存分に向かいあい、みつめているものが現れる。ミニマルなかたちに押さえているだけに、作り手の感性と素材の持つ圧倒的なむき出しの存在惑が溢れ出ている。
木々にふれ、匂いを嗅ぎ、みつめると、森を歩いているような静寂で力強い精神性が立ち込めるのを感じていただけることだろう。
正木なお
中西洋人 Hiroto Nakanishi
愛知県名古屋市生まれ、滋賀県北部在住。木工を学び、家具制作を始める。2008 年に工房開設、素材をみつめ制作を続ける。2011 秋、滋賀県へ移住。
gallery feel art zero (現Gallery NAO MASAKI)にて
<個展>
<企画展>
2012 「貌 KATACHI」
2013「something new,with feel art 10」
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