vol.96
金工 Chasing metal / 長谷川竹次郎 Takejiro Hasegawa (1950〜)
竹次郎博物館2016
2016.10.8-10.23
ようこそ、竹次郎博物館2016 へ
今から1 0 年前、未だ八事の雲雀ヶ丘にfeel art zero があった2006年に「竹次郎博物館」を開催しました。
わたしを含め、訪れた多くの人が、宝箱をそっとのぞくような、そんな期待とワクワクで胸が高鳴った…
そんな感覚を味わったように記憶しています。
今回は、50点以上ある出土品のような装身具類を中心に、竹次郎氏が収集した骨董品を茶道具にしたシリーズや、過去に制作した貴重な作品からも厳選した品々をご紹介します。素人も玄人をも魅了する、場所が変わって、時間がたっても変わらぬ、長谷川竹次郎氏の遊び心と技がつまった「竹次郎博物館」ーどうぞごゆっくりとお愉しみください。
正木なお
長谷川竹次郎 Takejiro Hasegawa
愛知県生まれ。金工家。尾張徳川家の御用鍔師の家系で、明治より茶道具金工家として一望齋を名乗る。
二代目長谷川一望齋春泉の次男として生まれ、1 9 6 8 年、人間国宝・故関谷四郎氏に鍛金を師事。
1 9 8 0 年より、長谷川竹次郎として各地で展覧会を行うとともに、1 9 9 4 年、三代目一望齋春洸を襲名。
モダンで洗練された茶道具が多くの茶人たちの注目を集めている。
gallery feel art zero (現Gallery NAO MASAKI)にて
〈個展〉
2006 「竹次郎博物館」
2008 「長谷川竹次郎の世界~ 愉しき形~ 」
2010 「竹次郎の道具図鑑」
2011 「豊穣のかたち」
2014 「遙かなるシルクロード」
〈企画展〉
2009 「エジプト帰り展」「『モビール』十人の作家による動く彫刻」
2012「うつわについて」「縁起モノ展」
2013「The book as ART;本のイメージ、あるいは抽出されたカタチ。」
2015 「something new with feel art 10 」