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vol.78
カタチ、あるいは生まれる前 コレクションを中心に2
2015.1.17-2.1
2015年初の展覧会は3年ぶりとなる私的コレクションになります。
今回は『カタチ、あるいは生まれる前』と題してカタチを成すとき、あるいはそのものに、形なき存在を内包したアートピースたちをご紹介したいと思います。
カタチあるものとないもの、その差は紙一厘かもしれません。
しかし、そこには大きな隔たりがあります。
私たちはその不確かで、でも可能性を秘めた小さな意識と選択の断片を積み重ねて日々を生きています。
カタチありながら、生まれる前を想像させる余地を持ち、観手に創造の力を与えるものたちはなんと素晴らしいのでしょうか。
コレクションの愉しみは、作家、我々、共に個人の領域からはみ出した感覚、存在を、互いの価値観を通じて共有し、想像し、創造することでもあります。
新しい年の新しい頁に、そんな試みの可能性をお愉しみいただければ幸いです。
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