vol.58
梶なゝ子 Nanako Kaji
家へかえる
2013.5.25-6.9
土という素材と真摯に向き合うその姿は、自然体で人間のあるがままの姿と呼応し、 自由に表現の世界を体現しようと試みているようです。 しかし、変化、矛盾の多い昨今の地球を舞台にこの一人の陶芸家は、 もっとストレートに自分の内側を覗く作業へと挑み続けています。
ある時は、地元の土で、ある時は訪れた異国の地の風土の中で、 梶なゝ子の試みは続きます。 時に訪れる私たちも、彼女の対話の風景を通して この場所から見える世界を覗くことになるのだろうと予感しています。
正木なお
2013年 初夏
梶なゝ子 / Nanako Kaji
1976 年 京都市立芸術大学陶磁器科卒業。
1980 年 アート ・ ナウ’80( 兵庫県立近代美術館 )
1981 年 個展(靭ギャラリー、大阪)
1992 年「陶 vol.44 梶なゝ子」出版(京都書院)
2003 年 個展(三春堂、東京)
2005 年 個展(なうふ、岐阜)
2006 年 信楽陶芸の森アーティスト ・ イン ・ レジデンス ・ ゲスト、
第 4 回国際陶芸シンポジウムにて招待制作(クンストハウス 188、ドイツ)
2007 年 個展(やまほん、伊賀市)
2008 年 魅せられる ・ ・ ・ 今、注目される日本の陶芸展 (滋賀県立陶芸の森、他静岡、東京、フランス、アメリカに巡回)
個展(ナノ ・ リウム、富士吉田)、
個展(ギャラリー開、神戸)、
第 8 回コヒラ国際陶芸シンポジウム招待制作(コヒラ、エストニア)
2009 年 個展(ギャラリー蒼、仙台)
1978 年より現在まで、各地での個展を中心に発表を続ける。
feel art zero (現Gallery NAO MASAKI)にて、2010 年 1 月「遠く、風をきく 梶なゝ子」開催













