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vol.46

金憲鎬 Kim Hono

イロ ノ ヨウナ カタチ ノ ヨウナ

2012.6.30-7.15

陶板をキャンバス代わりに描いたカタチとイロ。

その溢れるばかりに自由な表現に見る者は度肝を抜かす。

キム・ホノにかかったら今までの常識や理性は吹っ飛んでしまう。

そしてハタと気付かされる。

わたしたちはいつからこんなにも不自由だったのだろうかと。

 

それは例えるならばキム・ホノそのものである。

イロ使いはその感性により、カタチはその精神から生まれる。

かの人のその並々ならぬ反骨精神と自由な気質は大陸の人である。

と、同時にそれは生き様の中での習得物であり、証である。

 

遠くアフリカの大陸を思わせる様なプリミティブな陶の断片たちは時に器であり、オブジェであり、無垢なイロでありカタチそのものである。

 

「それは見る人の自由に任せるとしよう」

…と、ほくそ笑むかの人の姿が目に浮かぶ。

 

正木なお

 

金 憲鎬   キム ホノ

 

愛知県瀬戸市生まれ

愛知県窯業高等職業訓練校を修了後、瀬戸の窯元に勤める。

 

〈受賞〉

日本陶芸展(前衛の部) 入選, 日本伝統工芸展 入選

八木一夫賞陶芸展 入選, 朝日陶芸展 入選

中日国際陶芸展 入選, 国際陶磁器フェスティバル美濃86 入選

東海伝統工芸展 入選, 長三賞陶芸展 新人賞 その他受賞

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