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vol.33

タナカ ケンタロウ Kentarou Tanaka

心音

2011.4.30-5.15

前回の「奇箱」に続き、二年ぶりとなる田中健太郎の新作展「心音」。

今展では墨色で表現された前回の作品たちに優しい色の世界が加わりました。

 

「紙の上では何処へでも行ける。何処までも行ける。」

そう彼が昔から話していたことを思い出します。

健太郎氏の紙上世界はそのシンプルで繊細な平面的な作風と異次元に存在するような不思議さが魅力です。

 

懸命に生き、描き続ける田中健太郎。

彼の真っ直ぐなクリエーションの世界をどうぞ感じてください。

正木なお

心音

心に聞くいつも描くことが頭にある。誰かにとっての日常は、誰かにとっての非日常で、同じ時間や感覚はない。

自分にとっての日常は描くことで、点や線や色の中に、紙の上に、その時の自分が顔を出す。

ふきこぼれては消えを繰り返し、何かになろうとする。

そんな時間の中で、絵は絵ではなく自分自身に変わっていく。

心音に聴いた、この物たちは、かけがえのない日常だ。

どうしても描かねば生きてはいけない自分と、何があっても、現在描けていることに喜び、感謝をして胸を張りたい。

絵が誰かの力になるのかは、わかりません。

ただ、自分は描くことで救われてきたし、沢山の絵から力をもらってきました。

少しでも、絵が頭の中に入り込んで、時間が費やされてくれたらと思います。

震災で被害に遭われた方々に、少しでも早く、普通の毎日が訪れることを祈っています。

 

そして今、病気と闘っている父ちゃんに、この心音をおくります。
 

タナカ ケンタロウ

 

 

田中健太郎

1977 滋賀県生まれ

1998 第10回グラフィックアート「ひとつぼ」展 入選

     第21回ブルノ国際グラフィックビエンナーレ入選

1999 名古屋造形芸術大学卒業

     第11回CNICセントラル新人イラストコンペ グランプリ受賞

 

1998 GALLERY OPUS・シチリア、フィレンツェをかわきりに

     東京、ニューヨーク、パリ等、各地で展覧会開催

2009 個展 「奇箱」 gallery feel art zero