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vol.127

編む ~桑名・MARUYO HOTELにて~

飯塚琅玕齋、内田鋼一・中西洋人・長谷川清吉

2020.8.20 - 8.23 

その昔、人々は尾張名古屋は熱田から海を七里渡って伊勢の国の入口・桑名へと旅立ちました。波間を揺られるのは禊と同じことだとか。七里の渡しに海に面して佇む一の鳥居は、伊勢神宮の最初の鳥居でもあり、式年遷宮と同時に内宮の宇治橋の鳥居が移築される。そう、今も昔もここは伊勢へと続く道。。。

 

縁あってこの夏至にホテルとして甦った桑名の旧材木商の古民家のリノベーションに携わりました。家を想い、人を想い、街を想い、過去に流れた時間や文化を想った不思議な体験でした。

 

2020年夏、ポッカリと空いてしまった空白の時間、少し趣を変えて、まずは温故知新で生まれたこの時空間で展覧会を開催することにさせていただきました。テーマは「編む」。旧人たちが編み、目利きが選んだ竹籠のコレクションより。そして、現代の作家たちたが同じくそのテーマで生み出した作品が館内に並びます。

 

作品と空間が編む時間を味わっていただければ幸いです。

 

 

Gallery NAO MASAKI 正木なお

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