ハンス・コパー Hans Coper (1920 - 1981)

​陶芸家 potter

1920年、ドイツ・ザクセン州ケムニッツ生まれ。陶芸家。20世紀後半のイギリスを中心に活動。父親がユダヤ人であったため、19歳のとき単身イギリスに亡命。終戦後、同じく亡命者であった陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)と出会い、彼女のもとで陶磁器製作を始める。

同時代の主流である、東西の伝統的要素を重視する重厚な作風に対して、コパーは都会的で、彫刻や建築との関係の深い作品を手掛けた。轆轤で成形した複数のパーツを繋ぎ合わせる手法を特徴とする。

1920 4月8日、旧チェコスロヴァキアの国境近くのドイツ・ケムニッツで生まれる。

1933 父ユリウスがユダヤ人であったためドレスデンへ引っ越す。

1937 イギリスに移住するまでドレスデンの技術学校で繊維工学を学ぶ。

1939 イギリスへ移住。

1940 5月12日、逮捕され、ランカシャーのハイトン収容所に送られる。6週間後、兵員輸送船に乗せられカナダの捕虜収容所に移送される。

1941 6月,イギリスへ送り返されるのを願いバイオニア兵団への入団を申し出、再び大西洋を渡る。

1943 心身の不調によりバイオニア兵団を除隊。

1946 ルーシー・リーと出会い、リーの工房で働き始める。

1950 バークレイ・ギャラリーにおいてリーと人物彫刻家のオードリー・ブラックマンとともに作品を展示。

1952 ダーティントン国際工芸家会議にリーとともに参加する。

1953 アムステルダム市立美術館(オランダ)にて「イギチスの陶芸家展」に出品。

1954 バークレイ・ギャラリーでリーと共同展。以後リーとの共同展を多く開催する。

  ミラノトリエンナーレで金メダルを受賞。

1958 英国民となる。プリマヴェラ(ロンドン、イギリス)にて個展を開催。100点以上を出品する。

1966 ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで週一回の講師を始める。 (~ 1975)

1975筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断される。会話を交わすことすら難しくなっていた。

1980 へチェンス美術館(デュッセルドルフ、ドイツ)で60歳記念「ハンス・コパー」展を開催。最後の作品の焼成を行う。

  2年の間に書かれた文章も全て燃やす。

1981 6月16日、フルームの自宅にて死去。