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【所属作家、グウナカヤマ「SAPPY」開催のご案内@Artist Cafe Fukuoka, 福岡】

執筆者の写真: naomasakinaomasaki

更新日:2024年2月10日


 2月8日よりArtist Cafe Fukuoka開催しているグウナカヤマ個展「SAPPY」のご案内です。前シリーズの「SLACK」から発展し、展開した新シリーズ「SAPPY」の作品群が福岡市の「Artist Cafe Fukuoka」にて展示されています。お近くにお立ち寄りの際は是非ご覧ください。


グウナカヤマ「SAPPY」

 

【会期】2024.2.8(金) - 2.29(日)

【時間】11:00 - 19:00

【会場】Artist Cafe Fukuoka

 福岡県福岡市中央区城内2-5



 

 SAPPY

 

私は自分の文字を書く。

 

ただし、手紙や文章は苦手。会話でも言ってはいけないことを口にしてしまい、知らないうちに仲違いし、縁を切られることもあった。このうんざりするような過去から逃れるため、「自分だけが理解できる文字」で記している。

 

言葉を選ぶときも慎重で、心の中で共鳴できるものを選び、そしてその言葉の渦の中でさまよい続け、たどり着いた先にある何かを、自分の言葉に変えている。

 

子供の頃から強い劣等感に悩まされ、否定的な言葉に引き寄せられがちな自分。今回の"SAPPY"は英語で「間抜け」や「能無し」といった意味である。

 

20代の頃、他者から「中身が無い」とか「何も考えていないだろう?」と言われ、それに悩まされてきた。ひどいことを言われても、見て見ぬふりをし、何より傷つくのを恐れ、自分だけが読める文字に変換することで、私は自分だけの世界観を作っている。

 

まるでゴミの山から何かを見つけ出し、それを喜んでいるような、そんな気分のまま、制作を続けている。

"SAPPY"の文字には、作品の左中央に"HAPPY"(幸福)と周りを囲む"SLACK"(怠け)の2文字が組み合わさっている。

 

気分が乗らない時や、めんどくささを先送りにしたダメな自分を煙のようなもので表現した。

その煙の中には、なにかが見え隠れする。ダメな自分もそこにいるが、遠くにチラチラと見える可能性や明るい未来、そういった幸せだって共存している。それが私の見えるもの全てあり人生なのだ。

 

グウナカヤマ

 

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